※ただし「好きな人(イケメン)」に限る

たとえ裏切られても、まさか復讐されても、よもや利用されても、もしも脅迫されても、万が一 レ○プされたとしても・・・あなたを愛しているから、すべて許せるの!

ロマンスな恋愛小説の専門用語

アフターシェーブローションの香り

男性の魅力を強調する香り。ヒロインがヒーローに惹かれた時に感じることが多い。

「君は将来を考えているかい?」

イギリスのある作家さんの定番オランダ医師のヒーローが、健気で芯の強いヒロインとの結婚を決心した瞬間に出るセリフ。
 つまりは「僕は君と結婚したいけど君はどう思う? まさか心に決めた相手がいるとか家庭に入るのが嫌だとか職業に一生を捧げると考えていないだろうね? 僕と結婚してくれるよね?」と地球の反対を走るくらい遠回りに訊いている。

股間の高まり(高ぶり)を押し付ける

男性がセクシーな気分になった時に、言葉ではなくボディランゲージで伝える方法。女性は胸が同じようになるらしいが、男性と違って相手に伝えるというより恥じらいの見せ所となる。

太古のリズム

性行為の腰つき。

冷たいシャワーを浴びる

性衝動を抑えるために、火照った体を冷やす行為。男性が行うケースが圧倒的に多いが、女性がやらないわけではない。

胸の先端が固くなる/尖る/持ち上がる

女性がセクシーな気分になった時の状態というか身体的状況証拠。もちろん、男性の場合は股間が同じようになる。

いつか愛して (夏木未央)

画/ 夏木 未央
作/ キャスリン・ロス @2009 Kathryn Ross
題/ Kept by Her Greek Boss (R-2473)

ハーレクイン 別冊 2015年 vol.46

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【個人的あらすじ】

 ヒロイン/ケイティ・コナーは、務めていた巨大企業“デメトリ海運”CEOのヒーロー/アレクサンダー・デメトリ(通称アレクシ)と、約束のない気楽な情事を楽しんでいたが、妊娠の可能性を疑って愕然とした。アレクシは、2人の関係をビジネスと断言し、決して自分を愛さない。ケイティは、彼に溺れる前に離れなければならない、と決心する。
 そして、ケイティはデメトリ海運を辞め、ロンドンの総合商社“マディソン・ブラウン社”へ転職。プロジェクト・マネージャーとしての初日、オフィスへ入ると、そこで待っていた新社長はなんとアレクシだった。
 アレクシは、ケイティと以前の“お楽しみ”関係に戻ろうと、あらゆるチャンスで強引に迫ってくる。精一杯拒否するケイティだが、彼の魅力に逆らえないと悩む。
 「意味など必要がない」と言い切りながら身体を求めるアレクシ、「ちゃんとした関係を求めているの」と突っぱねるケイティ。そんな諍いの合間に、ケイティは体調の悪さに気付き、妊娠検査をすると、デメトリ海運を離れた1カ月前には陰性だったのが、今回は陽性に。
 妊娠を知ったデメトリが、堕ろせと言うのではないかと心配するケイティだが、彼は意外や「結婚しよう」と言いだし――。

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同じ夢が見られたら (夏海鈴)

画/ 夏海 鈴
作/ アンジェラ・ディヴァイン @1993 Angela Devine
題/ The Bride of Santa Barbara (I-1022)

ハーレクイン 別冊 2015年 vol.46

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【個人的あらすじ】

 オーストラリアで駆け出しデザイナーのヒロイン/ベス・サクスンは、3日後のファッション・ショーにドレスを出品するため、カルフォルニア海上のクルーザーでPR写真を撮影中、大型ヨットと追突して全ての作品とともに海へ投げ出される。
 彼女を助けたのは、自分が乗っていた船のスタッフらではなく、相手方のヨットの持ち主であるヒーロー/ダニエル・ブライアだった。
 一方、一緒に船に乗っていた恋人/ウォレンは、自分の操縦ミスでクルーザーやドレスを海に沈め、ダニエルのヨットにも被害を出していたが、ベスへの心配の連絡すらなく雲隠れしてしまう。
 昔、ダニエルによく似た姉の元夫/グレッグに誘惑され、傷ついた過去を持つベスは、彼に近づくまいと決心した。しかし、ダニエルは、彼女を豪邸に招待して世話をするだけではなく、ダメになったのと同じ作品を3日以内に作り直して、ショーに間に合わせようと提案する。

 作業する中で、どんどん惹かれあう2人。ショーが成功したあと、ダニエルはベスにアパレル会社の設立を申し出るが――。

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一度だけでも (荻丸雅子)

画/ 荻丸 雅子
作/ スーザン・ネーピア @2007 Susan Napier
題/ Just Once (HA-47)

ハーレクイン 別冊 2015年 vol.46

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【個人的あらすじ】

 オークランドの“エンライト出版社”で調査員をやっているヒロイン/ケイト・クロフォードは、デビュー作から大ヒット連発の小説家で、都会に寄り付かない自由人のヒーロー/ドレイク・ダニエルズ(33歳)の大ファン。初対面のパーティで惹かれあい、ホテルまで着いて行ってベッドインしてしまった。
 あれから2年――相変わらずドレイクは、宣伝などの必要な時以外は隠れ家に引きこもっているが、ケイトには彼に会わなければならない理由があるのだ。
 ケイトは1カ月の休暇を取って、ネットの情報などを頼りにドレイクの隠れ家を発見。その近くのバンガローを借り、偶然を装って訪ねた彼の家には同居人らしき美人な女性がおり、思わずバンガローに逃げ帰ってしまう。そして、追いかけてきたドレイクは、「なんの猿芝居だ!? ストーカーなのか!?」などと罵倒した。挙句、ドレイクと同居する女性は、街で鉢合わせたケイトに「わたしと彼は特別で長い関係なの」「あなたはただのセフレ。しつこい女、彼は嫌いよ」と言い捨てる。
 落ち込むケイトは、運転中の不注意で犬を轢いてしまうが、それはドレイクの愛犬/プリンスだった。さいわい、プリンスは軽傷だった一方、動物病院の医師/ケン・カートランドは、なんとドレイクの高校時代からの友人で、ケイトを口説くようなふりでドレイクと彼女の仲をからかう。
 ドレイクは、ケイトをプリンスとともに外へ連れ出し、彼女を怒ったように抱きしめてキスをして――。

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妹の失恋 《ファルコン家の獅子たち》 (岡本慶子)

画/ 岡本 慶子
作/ ルーシー・ゴードン @2014 Lucy Gordon
題/ The Final Falcon Says I Do [The Falcon Dynasty #5] (I-2339)

ハーレクイン 別冊 2015年 vol.46 ファルコン家の獅子たち

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【個人的あらすじ】

 看護師のヒロイン/フレイヤ・ジャクソンは、結婚式を迎えるため、世界的な富豪ファルコン一族と共に教会で待っていた。
 フレイヤの義兄にしてファルコン家5男にして動物学者の人気タレントであるヒーロー/ジャクソン・ファルコンは、知人でフレイヤの花婿/ダン・コナーに付き添い、車で一緒に教会へ向かっていたが、ダンはいきなり「結婚は愛でするものだ」と言いだす――花嫁とジャクソンの父親でファルコン家の当主/エイモスに「諦めろ」と脅迫されたために意地になってプロポーズしたというのだ。ジャクソンが「花嫁の人生を台無しにする気か!」と激怒すると、ダンは「君の言う通りだ!目が覚めたよ!」と車から逃げ出してしまう。
 花婿が来ず結婚式はおじゃん――ショックを受けるフレイヤを、会場から連れ出して慰めるジャクソン。
 母親/ジャニーンがエイモスと再婚したため、いきなり華やかな世界に触れて戸惑っていたフレイヤは、この出来事でさらに自信を無くして落ち込むが、ジャクソンの支えで少しずつ前向きになっていった。そして、自分を守ってくれるジャクソンに、気持ちが溢れだすフレイヤ
 一方のジャクソンも、フレイヤに妹以上の感情を抱く自分に狼狽する。

 そんな時、エジプトが舞台のドキュメンタリー番組で、ジャクソンとエイモスの共演が決まり、ジャニーンとフレイヤも同行することになり、ジャクソンとフレイヤの仲は急接近する。
 だが、婚約者ダンの逃げ出したきっかけが、ジャクソンだったと知ってしまうフレイヤ。その上、最後の独身である息子ジャクソンと可愛い義理の娘フレイヤを、騙してでも引き合わせ結婚させようとするエイモスの企みが発覚し、ジャニーンとフレイヤは怒って帰国することに。
 ところが、エイモスが心臓発作で倒れ――。

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砂漠の王子に捨てられて (ほり恵利織)

画/ ほり 恵利織
作/ クリスティーナ・ホリス @2011 Christina Hollis
題/ Weight of The Crown (R-2997)

ハーレクイン 別冊 2015年 vol.46

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【個人的あらすじ】

 ある出来事をきっかけに保育士を休業中のヒロイン/アリッサ・ディーンは、中東:ロサラ国からぜひにと指名され、国王夫妻だった両親をなくしたばかりの王子/ライド(5歳)のナニーとなった。
 イギリス国内にあるロサラ国の別荘へ赴いたアリッサを迎えたのは、ライドの叔父で後見人――プレイボーイにして社交界の名士であり、女性問題では最悪だと有名な“魅惑のプリンス”と呼ばれるヒーロー/ライサンダー・カハーニ王子。彼は、初対面から彼女を口説くことを躊躇わない、噂通りの女好きだった。
 ライサンダーに、「君に興味がある」「君とはお楽しみをわかちあうような仲になりたい」と迫られ、キスを許すようになるアリッサ。
 ロサラに帰国したあと、彼はさらに、アリッサをものにするのを楽しむつもりで、彼女を手に入れさえすれば興味を失うだろうと、アタックはさらに激しくなっていく。そして、とうとう2人が結ばれた直後、内戦が発生し――。

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愛人契約 《華麗なる一族1》 (佐々木みすず)

画/ 佐々木 みすず
作/ サリー・ウェントワース @1995 Sally Wentworth
題/ Chris [Ties of Passion, #1](R-1401)

ハーレクイン 別冊 2015年 vol.46 華麗なる一族

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【個人的あらすじ】

 イギリスでフリーの記者をしているヒロイン/ティファニー・ディーンは、仕事のために来たポルトガルで受注先の倒産や病気などの不幸が続き、ゴシップ狙いで名門ブロディ家のパーティーへ潜入。そこで、ブロディ家の未来を担う3従兄妹に出会った。
 当家の市場開拓企画部門を担当するヒーロー/クリストファー・ブロディ(通称クリス)は、初対面からティファニーに興味を示す。

 ティファニーは、当家トップ/カーラム・(“危険なアバンチュール” (Calum) [Ties of Passion #3] のヒーロー)や、侯爵夫人にして当家の顔/フランセスカ・デ・ヴェイーラ(“憂鬱なプリンセス” (Francesca) [Ties of Passion #2] のヒロイン)らと知り合い、ネタの宝庫だと喜んだのもつかの間、アメリカの大富豪/サム・ギャラガー(“憂鬱なプリンセス” (Francesca) [Ties of Passion #2] のヒーロー)と騒動を起こし、招かれていない客だとバレて窮地に立つ。
 クリスは、困っているティファニーに対し、カーラムを狙う金目当ての女だと決めつけ、愛人契約を持ちかける。

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ベビーシッターの告白 (ゆうみ・えこ)

画/ ゆうみ・えこ
作/ テッサ・ラドリー @2011 Tessa Radley
題/ The Boss's Baby Affair (D-1608)

ハーレクイン 別冊 2015年 vol.45

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【個人的あらすじ】

 ニュージーランド:オークランド・シティで看護婦をしているヒロイン/キャンダス・モリソンは、緊急外来で担当したのがきっかけで、園芸チェーン店の社長であるヒーロー/ニコラス・バレンタイン(通称ニック)の娘/ジェニーの住み込みナニーになった。
 ニックの妻/ジリーは出産直後に亡くなったが、ニックはジェニーに会いたくないかのように忙しく飛び回っており、キャンダスは彼を「仕事にしか興味のない冷たい人」と思っている。
 実はニックは、ジリーと愛し合って結婚したわけではなく、ジェニーの瞳や髪の色が夫婦のどちらにも似ていないことから、娘は妻と不倫相手との子供だと考えていた。そのため、妻が亡くなってからは、ますますジェニーに会うのが億劫になっていたのだ。しかし、久しぶりに帰宅したニックは、キャンダスの勧めでジェニーの面倒をみるうち、親としての自覚を深めていく。「たとえ似ていないとしても、この子は僕の娘だ」と。
 キャンダスは、そんなニックを見るうちに惹かれていき、彼も彼女にキスするほど欲望が燃え上がっていった。

 そんなある日、ニックの不注意からジェニーが怪我をしたのを見て、キャンダスは思わず、秘密を口走ってしまう――「私はジェニーの母親なのよ!」と。彼女はジリーに頼まれて、卵子と子宮を提供し代理出産したのだと告白したのだった。

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