※ただし「好きな人(イケメン)」に限る

たとえ裏切られても、まさか復讐されても、よもや利用されても、もしも脅迫されても、万が一 レ○プされたとしても・・・あなたを愛しているから、すべて許せるの!

ひと夏の恋ならば (桜はるひ)

画/ 桜 はるひ
作/ サラ・モーガン @2007 Sarah Morgan
題/ A Bride for Glenmore [Glenmore Island Doctors #1] (R2413)

ハーレクイン darling! vol.43 グレンモアに吹く風

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【個人的あらすじ】

 スコットランド:グレンモア島の診療所で看護婦をするヒロイン/カイラ・マクニールは、ロンドンから来る夏季限定の代診医であるヒーロー/イーサン・ウォーカーを、港まで迎えに行った。片田舎の小さな島は、住人たちが皆顔見知りで友好的で、イーサンに見惚れたカイラは何人もにからかわれる。
 カイラは、名医として知られるイーサンを歓迎しつつも、「こんな僻地になぜ?」と疑問に思うのだった。
 一方のイーサンは、カイラが全ての患者のカルテを頭に入れて対応していることや、小さな孤島で軽い症状にも真剣に向き合う姿に感心する。時には、患者の要望もないのに自主的に往診するなど、彼からやり過ぎに見える場合もあるが、カイラは「グレンモアは我が家」と気にも留めない。そんな彼女に、どんどん惹かれていくイーサンだが、彼はこの島に来た理由に秘密を抱えていて――。

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【おすすめポインツ】

 何の引っ掛かりも不安もなくすらすら読める。2人がくっつくまでの障害も過程も普通。少女漫画寄りだけれど絵も綺麗で不満もない。喉ごしスッキリ作品。
 シリーズで気になる人は、読んで損はないです。それ以外の人はそれなりに…。

【もにょるポインツ】

 2人とも医療関係者なせいか、恋愛より病気や怪我のエピソードが多いのですが、まあ大したことなく案の定助かります。中でも少年のトラブルは、ヒロインよりも先に歴史の授業をした学校が気が付くはずだし、島中の人間が探しているのに、あのデカくて目立つ城跡へは誰も調べに行ってなかったって有り得ないでしょう。
 ヒーローとの仲が進まないのにもどかしくなったヒロインが、自分で危険だと言っていた嵐の最中に暴走するのも、それを魅力的だと思うヒーローも、理解できません。

 しかし、ヒーローはいつどうやって、ヒーロー妹のことを理解したのでしょうか? ヒロインとセックスしたから? ヒロイン兄と話したから? 島の人たちのことを理解したから? 墓参りができてほっとしたから? あなたの分かりづらさは言葉足らずってレベルじゃないですよ?
 というか、妹の死に動じてないのがイヤ。

 最後に――エッチシーンのセリフそれ何ですか? その窓はいつから開いてるんですか? その手紙はいつから置いてあったんですか?

【勝手に印象三昧】

 ラブラブ度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆

 カイラは愛情全開なのに、イーサンのいじけっぷりはいただけない。言葉どころか頭が足りない気がする。

 ドキドキ度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 エッチシーン以外にラブ成分少なすぎ。

 ワクワク度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆

 意外とかワクワクとかそんなんじゃなくて不意に、イーサンが代診医に応募したのはいつなのか気になっただけ…。

 ウルウル度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 キャサリンに★1つ。イーサンは最初に墓参りに行けばいいのに。

 もしもの離婚率 → 33%

 このカップルが結婚しても離婚してもどうでもいいかなって3組に1組の割合。

【胸キュン最高点】

ニック「島の平和は僕ら警備隊が守るよ!」 (これくらいしか萌えセリフがなかった)