※ただし「好きな人(イケメン)」に限る

たとえ裏切られても、まさか復讐されても、よもや利用されても、もしも脅迫されても、万が一 レ○プされたとしても・・・あなたを愛しているから、すべて許せるの!

天使の裏切り (大橋薫)

画/ 大橋 薫
作/ ナタリー・リバース @2008 Natalie Rivers
題/ Claimed for The Italian's Revenge (R-2558)

ハーレクイン 別冊 2015年 vol.43

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【個人的あらすじ】

 イギリスでライターをしているヒロイン/クローディア・ヘイゼルトンは、4年前にイタリアのトリノで暮らしていた頃、親友/ビアンカの兄であるヒーロー/マルコ・デ・ルカと結ばれ幸せの絶頂にいた。しかし、彼はその夜のうちに彼女のもとを去り、ビアンカもアメリカへ転居して会えなくなってしまう。

 今、クローディアは、深刻な病気で入院しているらしい父が、余命数か月だと、継母/フランチェスカから聞かされて心を痛めていた。
 フランチェスカはさらに、父が会社から大金を横領していたのが発覚したと言う。今すぐに、クローディアが父のビジネス・パートナー/プリモ・ヴァジーレと結婚し、信託財産を手に入れて着服金を補填しないと、父は逮捕されてしまうというのだ。ヴァジーレは、クローディアのために結婚を協力してやるから、他の誰にも話してはいけないと彼女に口止めをした。
 仕方なく父のためにヴァジーレとの結婚を承諾したクローディアのもとへ、4年ぶりにマルコがやってくる――復讐のために。

 実は昔、マルコの母を誘惑して財産を全て奪ったのが、ヴァジーレなのだ。母は失踪し、父は傷心のうちに早世。学生だったマルコは幼いビアンカを守るのが精一杯だった。その時に、デ・ルカ家が失った“我が家”が、今はクローディアの実家になっている。その上、ビアンカは、クローディアに騙されて招待されたパーティで、ヴァジーレに襲われたという。
 天使のようなクローディア――僕を裏切った悪女を絶対に許さない、と。

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【おすすめポインツ】

 物語的には見どころをお勧めできないのが残念です。しかし、この漫画家さんの絵は、男性の体つきというか裸がいつも綺麗ですよね。

【もにょるポインツ】

 ヒーローは、一方的にヒロインを誤解して逆恨みしてレイプして拉致して暴言で傷つけ続けた挙句、自分の間違いを知った直後に「一緒にシャワーを浴びよう」と言うクズ男ですが、何か?

【勝手に印象三昧】

 ラブラブ度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 無理。

 ドキドキ度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 こんな原作に当たった漫画家さんに同情するしか…。

 ワクワク度 ★ ★ ★ ★ ☆

 ここまで不当な扱いをされたクローディアが、あっという間に許す天使っぷりにビックリ仰天。

 ウルウル度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 お父さんが気の毒だな、という他には…。

 もしもの離婚率 → 99%

 マルコは、いつ誤解して暴走するか分からず、1人で盛り上がって別居したり離婚したりしそう。

【胸キュン最高点】

マルコ「まずは一緒に シャワーを浴びよう」 心が壊れてるのは もしかしたら クローディアだと思います