Dr.東盛玲の所見 〔ピグメント―彩色―〕 (池田さとみ)
作・画/ 池田 さとみ
ハーレクイン オリジナル 2015年4月号
【個人的あらすじ】
動物看護士の資格を取りたての主人公/萩原孝一は、同棲中でトリマーの卵の彼女/山田虹子とともに、仕事と結婚を夢見ていたが、悪性腫瘍で余命半年の宣告を受けた。
東盛総合病院へセカンド・オピニオンのため訪れた彼は、死に怯える他の患者の騒ぎに巻き込まれ、診察を中途半端にしたまま逃げ出してしまう。そこに、「どんな病気でも治る」というカラーヒヨコを売る男が現れ、孝一は思わず数羽を10万円で買ったのだが――。
【おすすめポインツ】
メインに悪い人がいない(ヒヨコ売りを除く)ので、安心の読後感。万能カラーヒヨコが詐欺だと分かっていても、最後までちゃんと読める伏線使いのうまい話ですね。
【もにょるポインツ】
ネムキかと思いました(笑)
【勝手に印象三昧】
ラブラブ度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆
シリーズの他を読んでいないので、東盛玲先生と牧原莉梨子看護婦の絡みが、好きな感じではあるけど本筋ではないし。
ドキドキ度 ★ ★ ☆ ☆ ☆
恋愛に病気がほど良くスパイス。
ワクワク度 ★ ★ ★ ☆ ☆
特殊能力の使い道にときめいたので、恋愛要素は薄いけど1つオマケに(笑)
ウルウル度 ★ ★ ★ ☆ ☆
親子関係が出てくると涙腺弱いなあ。こういうダメ男ヒーローには、しっかりしたヒロインが必要なんです。
もしもの離婚率 → 10%
孝一くんがもう騙されないように、虹子さんは七色の全方位から見張ってください。