※ただし「好きな人(イケメン)」に限る

たとえ裏切られても、まさか復讐されても、よもや利用されても、もしも脅迫されても、万が一 レ○プされたとしても・・・あなたを愛しているから、すべて許せるの!

愛のシナリオ (高倉知子)

画/ 高倉 知子
作/ レベッカ・ウインターズ @2005 Rebecca Winters
題/ The Bridesmaid's proposal [Here Comes the Bride] (V-16)

ハーレクイン オリジナル 2015年6月号

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【個人的あらすじ】

 アメリカの人気ドラマ「ラグーナの夜」に出演中のヒロイン/リース・ブリングハースト(22歳)は、2年間出演していたドラマを降板すると同時に女優も辞めるという最終日、恋人役のヒーロー/アレックス・キーリス(30歳)との結婚式を撮影することになっていた。
 リースは、演技を超えてアレックスを愛していたが、彼には秘密の恋人がいるという噂がある。
 リースに同じ役者の道を勧めた名女優の伯母/リリアンは、リースにとって14歳の時からの育ての親であり心の支えだったが、半年前に病で突然亡くなった。生前のリリアンから、「恋人役にときめくのは本物の恋じゃない」「アレックスのことは諦めなさい」と忠告されていたリースは、アレックスへの気持ちが抑えられなくなる前に、彼から離れようと決心したのだ。

 最後の撮影は、リース演じる女性からの逆プロポーズと結婚式で、彼女は芝居の中だけでもアレックスに愛を誓い、未練を断ち切ろうとする。
 涙を見せまいとする彼女は、その後のお別れ会の挨拶もそこそこに、スタジオを後にした。しかし、車で駐車場を出る時に、なんとアレックスの車と接触してしまい、彼に「きみを引き止めたかったんだ」「ちょっと頼みもあるし、ドライブへ行こう」と誘われて――。

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【おすすめポインツ】

 見た目はイタリアンなチャラ男なのに、内面は真面目で真剣、おまけに料理が超得意で、流し目がセクシーな押しの強いイケメン――というのが、セリフでも絵でもたっぷり堪能できる作品です。
 恋愛的に初々しく表情豊かなヒロインも、とても目の保養ができます。

【もにょるポインツ】

 誓いの名前が役名だったり、初めてのデートが結婚後って、何だかな…。いや、それ以前に、ヒロインの人生を変えちゃうことを勝手にできる、ヒーローの強引さは微妙。
 あと、「秘密の恋人」を引っ張りすぎるのは萎える。

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【勝手に印象三昧】

 ラブラブ度 ★ ★ ★ ☆ ☆ 

 最後の撮影トリックも、車をわざとぶつけるのも、ヒーローがヒロインを好きすぎるほど好きだからです。だけど、やっぱりちょっとやり過ぎです(笑)

 ドキドキ度 ★ ★ ★ ★ ☆ 

 トリックは、読者には早い段階で分かるので、いつどうやってヒロインにバレるかドキドキでした。

 ワクワク度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆ / ウルウル度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 ヒーローの我が道を行くっぷりが話の軸なので、もしも無駄な涙とかがあったら、かえってもったり重くなっちゃう気がします。

 もしもの離婚率 → 75%

 とにかく、アレックスの暴走が激しくすさまじく、結婚後もリースが振り回されたり、大事なことを彼女に相談なしで決めそうで、こんな知り合いカップルがいたら本気で心配してしまいます。

【胸キュン最高点】

アレックス「悪いけど この人これから予定があるんだ わかるだろ?」 ヤキモチか!