運命の招待状 (寺尾なつ子:宮花みん) 〈小説〉
訳/ 寺尾 なつ子 : 絵/ 宮花みん
作/ ペニー・ジョーダン @1999 Penny Jordan
題/ They're Wed Again (W-4)
ハーレクイン 増刊 2015年 ペニー・ジョーダン号
【個人的あらすじ】
イギリス:ロンドンで投資コンサルタントをしているヒロイン/イザベル(通称ベル:34歳)は、ひどい風邪で3日も寝込んでいたところに訪問者があり、玄関ドアを開けた。しかし、そこに立っていた訪問者が、7年前に離婚してから一度も会っていない、元夫で著名な数学者のヒーロー/ルーシャス・クロフォード(通称ルーク:37歳)だと分かり、衝撃で気を失ってしまう。
昔、ベルは家庭を経済的にも家事的にも支えていたが、男のプライドからその状況を理解しない学者肌のルークに失望し、彼女から離婚を申し出たのだ。
やがて、ベルが気づくと裸でベッドに寝かされており、心配そうにルークが見下ろしていた。実は近々、ベルの姪/ジョイとルークの従兄弟/アンディが結婚することになっているのだが、ベルとルークをまだ夫婦だと信じている大伯母/アリスが、2人の式の招待状をルーク宛に送ったため、彼が直接届けに来たという。
ルークはベルを、食事を作ってかいがいしく世話をし、「1人で暮らして寂しくないのかい? 僕は寂しい」とキスをして――。
【いろいろポインツ】
あらすじを考えようとして、名前を確認しようとして、数行読めばいいところを、最後まで読んでしまう。この記事を書くだけで、100回近く読んでしまいました。
そのくらいロマンティックな話なのです。
離婚前はともかく、失って初めて気が付く大切さに、優しくなれた2人が愛おしい。