地上より永遠へ (藤田和子)
画/ 藤田 和子
作/ シャロン・サラ @1994 Sharon Sala
題/ Annie and the Outlaw (HP-10)
ハーレクイン オリジナル 2015年5月号
【個人的あらすじ】
アメリカ:オクラホマ州オクラホマシティ、高校教師のヒロイン/アニー・ローリー・オブライエンは、教え子の不良たちに絡まれているところを、大型バイクに乗ってきた黒ずくめの大男に助けられた。
その大男のヒーロー/ゲイブリエル・ドナー(通称ゲイブ)に、アニーが「わざわざ助けてくれてありがとう」と礼を言うと、彼は「あてのない旅の途中だから」と立ち去ろうとする。その姿を見て、アニーは突然思いついて声をかけた。「ボディガードになって欲しい」と。
そして、アニーは、初対面の男性を家に招き入れた自分に困惑し、ゲイブも、彼女に抱くはずのない感情に戸惑う。
実は、2人にはそれぞれ重大な秘密があった。
ゲイブは約150年前、悪行の限りを尽くすならず者で、逃走中に妊婦を助けるために足を止め、捕まって絞首刑となったが、その妊婦の願いで不老不死として現世に戻された。一方のアニーは頭の中に腫瘍があり、すでに余命宣告を受けていて、この年度が終われば教師を辞める覚悟をしている。
やがて、運命のように結ばれた2人だったが、お互いに未来のない関係に苦悩することになり――。
【おすすめポインツ】
何も考えることはありません。
ただ、素直に読んで泣いてみましょう。
こんなベタな展開に泣かされるなんて悔しい!とか
こんなのSF過ぎてハーレクインじゃないやい!とか
自分に突っ込みながら泣くと、ちょっと恥ずかしさが薄れるかもしれません。涙ボロボロいっちゃってください。
【もにょるポインツ】
そりゃあもう…。
こんなベタな展開に泣かされるなんて悔しい!
こんなのSF過ぎてハーレクインじゃないやい!
とか叫びながらも感極まっちゃうことですね…。
【勝手に印象三昧】
ラブラブ度 ★ ★ ★ ★ ★
ヒーローが、どんなイケメンでも、どんなセレブでも、実のところ本気で羨ましいと思ったことはありません。――今までは。
これほど愛されればハッピーエンドじゃなくてもいいです(笑)
ドキドキ度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆
設定が壮大なわりに、いや、だからこそ、美しいお約束なのです。
ワクワク度 ★ ★ ★ ☆ ☆
大型バイクに乗った流れ者…もうそれだけで腹八分目なのに、不老不死ですからね。
ウルウル度 ★ ★ ★ ★ ★
何度読んでも泣ける。この小憎らしいヤツめ、いつか飽きてやる。
もしもの離婚率 → 3%
何かあったら、ゲイブはわたしのところへ来てください。