最初で最後のプロポーズ (くればやし月子)
画/ くればやし 月子
作/ ナタリー・フォックス @1997 Natalie Fox
題/ Man Trouble! (I-1187)
ハーレクイン 別冊 2015年 vol.45
【個人的あらすじ】
父から受け継いだ広告代理店を経営するヒロイン/ジェイド・リッチーは、部下の裏切りから危機に陥った会社を立て直すため、かつて恋人だった凄腕の経済コンサルタントであるヒーロー/メル・ビアージョに、恥を忍んで助けを求める。
メルは、ジェイドが幼馴染の男友達/ニコラス・フィールドと自分を二股にかけ、最終的にニコラスと婚約したと思い込んでおり、彼女への復讐の機会を狙っていた。
【おすすめポインツ】
ちゃんと努力するヒロインが健気過ぎて…。
【もにょるポインツ】
こんな男ども3人とも嫌だ。
勝手に娘の婚約者を勘違いして発表したり、娘に会社を任せて恋人とリタイアメント生活を楽しんでるくせに、その娘に内緒で会社を売ったりする、バカ過ぎる父親とか。
ヒロイン父の勘違いに乗っかって洒落にならない冗談を言って、ヒロインとヒーローの仲を裂いて彼女を地獄に突き落としたくせに、彼女の世話になるばっかりで、まともに相談には乗ってあげない上に、経済的にも精神的にも何の役にも立たない、バカとしか言えない男友達とか。
自分が遅刻したのがヒロインの父親の勘違いを増幅させたのに、彼女を全く信用しないどころか逆恨みして、ヒロインが何度も説明しようとしたのをガン無視で復讐心を燃やし、君は体しか価値がないとか金持ちの甘ったれだとか君は善悪の区別がつかないとか自分には結婚相手がいるとか、散々ヒロインをズタズタに傷つけた挙句、自分の身内に近い女性を特別扱いしてヒロインの代わりに社長にするって、バカ丸出しのヒーローとか。
全員◯んじゃえばいいのに。
ところで、ヒロインは自分の父親に、なぜちゃんと誤解だと説明しなかったのでしょうか? あとは、幼馴染の男友達には?
ヒーローは「たいていのことはパパに頼めばなんとかなるだろうに」とヒロインを皮肉っていたので、もしかしたら父親から彼へアプローチがあったかも? と思ってたのに、最後のほうで「お父さんの誤解を解こうと思って」なんて、まさかのそれまで会ったことがなかったということ?
最後のほうといえば、あのヒーローの告白「ぼくはあの時に」~「きみを…信じることを」は、意味がよく分からなかったし…。
【勝手に印象三昧】
ラブラブ度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
有り得ない。
ドキドキ度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
どんなにイケメンで金持ちでも嫌です。
ワクワク度 ★ ★ ★ ★ ☆
これで本当にハッピーエンドになってしまった驚き。
ウルウル度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
頑張って読んだ自分に泣けそうでした。
もしもの離婚率 → 99%